時代の波に乗りたい。

昭和」という時代が残り4ヶ月ほどに迫る昭和63年の秋口。
少し肌寒くなってくる時期に、この私は産声を上げた。

当時で言えば、ザ・普通の家庭で、
営業サラリーマンの父と、専業主婦の母。その二人の元へ産まれてきたのだ。

普通な家庭に産まれた普通の赤子はすくすくと育ち、
昭和の次の時代、平成を生きた。



一言で言えば、平成は青春だった。



多いに遊び、程々に学び、色恋も人並み程度にしてきた。
もちろんハメも外して肝を冷やすこともよくあった。

平成は、私の人生の中での激動…
そう。まさしく本物の青春であった。

そして裏を返せば、平成という時代の中心に、私達の「世代」は確実にいた。

無論、世間がそう思っていたかどうかで言えば、「いやいや、それは違う」とか、「舐めんなクソガキ」とか、「典型的平成おじさんで草」とかという意見が出てくるだろうが、そういう問題ではない。

意識の話だからだ。
自分たちが主役だという絶対的な確信があった。



ただ、そのステージも終わり、いよいよ令和である。
3つの和暦を跨いだ私は、30代も半ばに差し掛かり、
社会でそれなりの地位を得、家族も出来、穏やかな日々を過ごしている。


順風満帆に感じていたが、何処かで虚無を感じることが増えた。
青春時代に感じていた、時代を動かす(と、思い込んでいただけの)力や、
時代の流れに乗っていた感覚は、殊更に感じなくなっていた。


そんなある日、ふと1つの疑問が生じる。


「ん?もしかして、俺時代に追いつけてなくね…?」









結論:割と結構前から置いて行かれていた。





普通に置いていかれちゃっていたのだ。

時代の主役。すなわちインフルエンサーとなる世代。
それはもはや私より若い世代や、高い熱量をもつパフォーマー達に変わっていた。

それは特段引き継いだ訳でも、奪われた訳でもない。
時の流れゆく間に、自ずとそのステージから降りてしまっていただけ。

主役から端役に。
選手から観戦者に。
インフルエンサーから何百万といるフォロワーの中の一人に。


私は尽く、そのようなものに成り果てていたのである。























マズいやん。(冷静)


典型的平成おじさんに成りかけてるやん。
ていうかたぶん実質7割くらいはなってる自信すらある。



典型的平成おじさん「ガラケー!ハンバーガー65エン!蒼井そら!

あ、なってる!自分もう典型的平成おじさんになってしまってる!







さて、突然ですがここで問題です。(?

Q. 典型的平成おじさんが
  先進的令和おじさんになるにはどうすればいいでしょうか。



……(必死に考える)……。




A. やべぇ、わかんねぇ…。(手遅れ






ま、まぁおそらくはさ。うん。いやきっとね。

今の若い世代と同じようにYouTuberとか、
TikTokerみたいなやつをやるのがいいんだろうって思うの。そう。

最新の流行サービスから自分を発信したり、消費したりするの。

でもね、なかなかどうしてっていうのかな。
ニコニコ動画とかmixiみたいなので止まってるからわからないのよ。
さいしんのインターネットのせかい。

そもそも顔出しとかもこわい。


 じゃあVtuber!!



仮想世界で女の子になりたい願望はあります。



まぁ、兎にも角にも最近のは難しいし、初期投資も掛かるっぽいしで断念。

だから、なにがあるかなーって。
どうやったら先進的令和おじさんになれるかなーって。


先進的令和おじさん「美少女Vtuber!インスタ!深田えいみ!


って。






簡単になれるものないかなー、ないかなー。って。(チラッチラッ




………(考える間)





あ!ブログあるやん!
昔流行っとったやん!!(興奮
何なら少しやってた時期あるやん!!!(鼻息




ってなったので。
はい。

始めてみました。
はい。








そんなわけで、中年期に差し掛かった男が色々なことに抗う物語が始まります。

これからよろしくね!☆(ゝω・)vキャピルリパンッ



どうぞ、おひとつよろしくお願いします。

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